♪ずっと好きだからやれてきた――。
第106回全国高校野球選手権大会が7日、開場100年を迎えた阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。今夏の朝日放送テレビの高校野球応援ソングは「ずっと好きだから」。若い世代を中心に支持を集める4人組バンド「ねぐせ。」が歌う。6月に初の日本武道館単独ライブという大舞台を経験した新世代アーティストとして、高校球児に伝えたい思いを歌に込めた。
甲子園に流れる曲 球児の支えに
りょたち(ボーカル兼ギター) 父が小学校から高校まで野球をしていました。でも、ひじを壊してマウンドに立てなくなり、甲子園の夢を諦めたそうです。今回、応援ソングを歌うことが決まったことを父に伝えると、「俺が立てなかった甲子園の舞台に、歌で携わる。夢をかなえてくれてありがとう」と言われました。
僕が作った曲が甲子園に流れること、本当に恐れ多いです。正直不安もありますが、この曲が球児の支えになってほしい。
しょうと(ベース) 「ねぐせ。」史上、一番いい曲だと思います。ライブで演奏してみて、改めていい曲だなと思いました。
りょたち 武道館ライブで初めて披露したんですが、歌う前は不安でいっぱいでした。ファンの心に「刺さらなかったら、どうしよう」と。でも、会場のお客さんが後押ししてくれて。このバンドが愛されていることを改めて実感しました。
なおや(ギター) 演奏していて、勇気づけられ、背中を押された。自分たちがやってきたことは間違ってなかったんだと、自信を持ってそう言えます。「ずっと好き」という言葉は、単純だけど、そこにはいろんな思いが詰まっている。この曲で高校球児の背中をグッと押せたらいいなあ。
最後まで野球を愛してあげて
りょたち この曲は朝7時ぐ…